歯の生え替わる時期には個人差があるため、中学生や高校生でも永久歯がすべて生えていないことがあります。
完全に生え切っていない奥歯には、「萌出（ほうしゅつ）タブ」を設置して、過剰に生えるのを防ぎます。
犬歯や小臼歯が生え途中の場合、その歯が自然に生えるためのスペースを確保したアライナーを作ることができます。

インビザライン治療の成功は、アライナーの正しい装着時間にかかっています。インビザライン・ティーンには唾液による使用状況を示すコンプライアンス・インジケータというものが装着されており、適切な装着時間が守られているか確認できます。
中学生や高校生は、勉強や部活動などで忙しく、不規則な生活を送ることが多いため、このような指標を活用して、歯の動きを評価することが有効です。

大人と比べ中高生は、部活動などでアライナーの脱着が多く、紛失のリスクも高いです。
インビザライン・ティーンには、治療期間中には6個（片顎6個または両顎3セット）の交換アライナーが含まれているため、万が一アライナーを紛失した場合も安心です。